建物図面を中心とした不動産登記資料の調査方法について
目次
1 建物図面とは
2 建物図面でわかること
3 建物図面の取得の仕方
4 まとめ
1 建物図面とは
建物図面とは建物の位置を明らかにした図面のことをいいます。建物図面に建物の各階ごとの平面の形状を明らかにした図面である各階平面図を加えたものを一般的に建物図面といいます。建物図面は建物を新築するときにする表題登記を申請するときなどに必要となります。文章では伝わりにくいと思うのでサンプルの図を下に添付しているので見てください。
2 建物図面でわかること
各階平面図では各階の建物形状や床の面積がわかります。サンプルの図をみると床面積が78.11㎡ということがわかります。
建物図面では建物の位置がわかります。サンプルの図をみると筆界から建物の外壁までそれぞれ1.5メートル、3.5メートルとわかります。
3 建物図面の取得の仕方
建物図面は法務局窓口で請求する方法、法務局に郵送で請求する方法、インターネットで請求する方法があります。手数料は窓口または郵送で請求するときは1通につき450円です。インターネットで請求するときは1通につき430円です。法務局窓口又は郵送で請求する場合手数料は収入印紙で納める必要がありますので法務局の「印紙売り場」又はお近くの郵便局で購入して納付してください。インターネットで請求する場合はインターネットバンキングや電子納付対応のATMなどで納付してください。
4 まとめ
以上が、建物図面を中心とする不動産登記資料の調査方法となります。不動産登記資料は、売買や贈与、相続等様々な場面で調査が必要となることが多く、調査が必要な資料も多岐にわたります。また、調査ミスによってトラブルが生じかねないことから、不動産登記を行うにあたり、まとめて各種専門家にお願いすることが安全であると思われます。
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